このほど、ベンアンエネルギーグループの完全子会社である泰倉中科賽諾新能源科技有限公司は、上海勘測設計研究院有限公司とナトリウムイオンエネルギー貯蔵システムの供給契約を締結しました。本プロジェクトの契約締結は、ベンアンの高安全性ナトリウムイオン電池が、中国における新型バッテリーエネルギー貯蔵技術として商業化実証段階に入ったことを示すものです。本プロジェクトの事業主は中国長江三峡集團であり、内モンゴル自治区ウランカブ市の三峡現代エネルギー実証パークに位置しています。

三峡ウランカブ発電・送電・負荷・蓄電実証拠点プロジェクトの概要
内モンゴル自治区における現代エネルギー経済の発展の模範を構築し、「発電・送電・負荷・蓄電」の協調的な発展を推進するため、中国長江三峡集團は、清華大学、華北電力大学、中国科学院、天津大学をはじめとする国内20以上の研究機関と連携し、エネルギー貯蔵技術、系統連系技術、統合制御技術、ビジネスモデルなど、現在の産業が緊急に解決を必要とする重要課題について研究と実証を展開しました。ウランカブには、13の研究実証プロジェクトと2つの実験室を設計・建設し、総投資額は15億元以上に上ります。
「発電・送電・負荷・蓄電」技術研究開発試験拠点は、三峡グループが「カーボンニュートラル」目標に応え、「発電・送電・負荷・蓄電」の実施経路を積極的に模索し、大規模な新エネルギー系統連系と消化吸収における核心的課題を解決し、国家の新エネルギー大規模開発戦略ニーズに応え、中国のエネルギー転換と経済社会発展を推進するために講じた重要施策の一つです。三峡グループが構築した「発電・送電・負荷・蓄電」技術研究開発実験基地は、研究開発機能、実証機能、応用機能の役割を統合したものであり、「発電・送電・負荷・蓄電」の新エネルギーシステムソリューションを探求し、「発電・送電・負荷・蓄電」新エネルギーシステムにおける複製可能かつ普及可能な技術ルートとソリューションを形成しました。